芥川龍之介賞
(あくたがわりゅうのすけしょう)
公式サイト
大正時代を代表する小説家の一人・芥川龍之介の業績を記念して、友人であった菊池寛が1935年に直木三十五賞(直木賞)とともに創設し以降年2回発表される。第二次世界大戦中の1945年から一時中断したが1949年に復活した。新人作家による発表済みの短編・中編作品が対象となり、選考委員の合議によって受賞作が決定される。受賞者には、正賞として懐中時計、副賞として100万円が授与され、受賞作は『文藝春秋』に掲載される。
選考会は、料亭『新喜楽』の1階で行われる。受賞者の記者会見と、その翌月の授賞式は、長く東京會舘で行われていたが、同館の建て替えに伴い、現在は帝国ホテルで行われている。
[ Wikipedia ]
受賞者・受賞作
回 | 受賞年 | 受賞者 | 受賞作 |
---|---|---|---|
1 | 1935年上半期 | 石川達三 | 蒼氓 |
2 | 1935年下半期 | - | - |
3 | 1936年上半期 | 鶴田知也 | コシャマイン記 |
3 | 1936年上半期 | 小田嶽夫 | 城外 |
4 | 1936年下半期 | 石川淳 | 普賢 |
4 | 1936年下半期 | 冨澤有爲男 | 地中海 |
5 | 1937年上半期 | 尾崎一雄 | 暢氣眼鏡 |
6 | 1937年下半期 | 火野葦平 | 糞尿譚 |
7 | 1938年上半期 | 中山義秀 | 厚物咲 |
8 | 1938年下半期 | 中里恒子 | 乗合馬車 |
9 | 1939年上半期 | 長谷健 | あさくさの子供 |
9 | 1939年上半期 | 半田義之 | 鶏騒動 |
10 | 1939年下半期 | 寒川光太郎 | 密獵者 |
11 | 1940年上半期 | - | - |
12 | 1940年下半期 | 櫻田常久 | 平賀源内 |
13 | 1941年上半期 | 多田裕計 | 長江デルタ |
14 | 1941年下半期 | 芝木好子 | 青果の市 |
15 | 1942年上半期 | - | - |
16 | 1942年下半期 | 倉光俊夫 | 連絡員 |
17 | 1943年上半期 | 石塚喜久三 | 纏足の頃 |
18 | 1943年下半期 | 東野邊薫 | 和紙 |
19 | 1944年上半期 | 八木義徳 | 劉廣福 |
19 | 1944年上半期 | 小尾十三 | 登攀 |
20 | 1944年下半期 | 清水基吉 | 雁立 |
21 | 1949年上半期 | 由起しげ子 | 本の話 |